しかし、ルネサンスの大世紀が幕を開けます。ミケランジェロはシスティーナ礼拝堂の足場に登り、若きラファエロがロッジアの下絵を腕に抱えてヴァチカンの階段を上るのを不安げに見守ります。ベンヴェヌート・チェッリーニはペルセウスを構想し、ギベルティは洗礼堂の扉を彫刻しています。同時にドナテッロがアルノ川の橋の上に大理石像を建てています。そしてメディチ家の都市がレオ10世とユリウス2世の都市に傑作を賭けている間、ティツィアーノとパオロ・ヴェロネーゼはドージェの故郷を名高くしています。サン・マルコ聖堂はサン・ピエトロ大聖堂と競い合います。